手袋職人ブログ

タグ:ランボルギーニ

シンプルにとのオーダーで・・・

ブラックのボディにチャコールグレーのステッチ。
ベルトはボタンなしでマジックに

でも、
素材は上質の北米産鹿革。
それも一番最高の部位を使い仕上げた究極の逸品です。

DSC_1557








DSC_1554

現在、日本で主に流通している鹿革は2種類あります。
ひとつは、ニュージー産の鹿革。
ひとつは、北米産の鹿革です。
ニュージー産の鹿革は、養殖物で面積も比較的大きく、供給量も安定していることが特徴です。
一方、北米産のディアスキンは野生でディアハント出来る時期も限られ、頭数も制限されている為、非常に貴重な素材です。
素人目には、双方の違いは分かりにくいと思いますが、
実際、両方の革を手にとってみると、シボのつき方とか、繊維質の細かさが違い、北米産のディアスキンの良さが分かります。
当然。価格も高くて日本向けの供給も不安定で、仕入れにおいてもリスクを感じます。

そんな、北米産の鹿革を贅沢に使った逸品となっております。

オーダーにおいて
お客様からの受注のやり取りから始まり、素材の選択、裁断、縫製、仕上げ、梱包、発送、全て私一人で行っております。
生産効率から見ると凄く効率の悪いことかも分かりません。
しかし、
お客様からのご要望を形にするにはこの方法が一番効率がいいのです。

どういう事かと言うと、
殆んどの物がそうですが、手袋も全て流れ作業で仕上がっています。
各工程で職人がいて、順次工程を踏まえて手袋は出来上がって行きます。

裁 断
 ↓
縫 製
 ↓
仕上げ

簡単に書くとこんな感じですが、
縫製においては、主を縫う人、掌を縫う人、縁を縫う人と細分化されております。
それは同じパーツを分業して縫わす事によって生産効率を上げている訳です。

こんな細分化された工程に、一点モノのオーダー手袋を流すとなると、各工程工程で伝言ゲームが入ります。当然効率も悪く、尚且つお客様からの要望を伝えることはとても難しいところです。

私はオーダーを受けるにあたり、全てではありませんが、細かいニュアンスまでお聞きするようにしています。
例として、サイズで「MとLの中間ぐらいですね」みたいなご要望があった場合などは、縫い代を微妙に変えて手袋を仕上げるようにしています。

そのようにして、創り上げている私の手袋ですが、出来はまだまだだと思います。引き出しも少ないです。
そんな私にご注文いただくという事はとてもありがたく思っております。
今後ともスキルアップ目指して頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。


DSC_1546

ホワイトとブラックのコンビで、
ステッチは赤糸で仕上げました。

白のドライビンググローブってあまり馴染みがありませんが、
案外イケますね。

素材はもちろんオール鹿革です。
ちなみに、白の鹿革は残り在庫が少ないのでオーダー限定となります。

DSC_1464













 ◇オーダーメイドドライビンググローブについて◇

 オーダーにあたり、一番気になるのはオーダー価格だと思います。
いま明確に、価格を表示していないのは、
オーダー内容により、かなり細分化しているからなのです。
もう少し、明確にとは思ってはいますが、まだまだそのあたりが確立していないところもあります。

ちなみに、ネーム刺繍ひとつとっても、入れる箇所、文字数、フォントなどにより刺繍会社さんと折衝しなくてはならないところがあります。

大まかなドライビンググローブの費用ですが、2万前後とご想像いただければよろしいかと思います。

      まずは、お気軽にお問い合わせ下さい!


   CACA-ZANは私(出石尚仁)が究極の手袋を提案・制作いたします。
   全工程を一人で行なうため数作れません。
   販売については、現在は通販のみとなっております。

         ◆ご注文・お問い合わせについて◆
         TEL・FAX・メールでご連絡下さい。

      ◆◆◆各種オーダー手袋、制作いたします。◆◆◆
          お気軽にお問い合わせ下さい。
           
           イズイシ手袋 イズイシ
           TEL/FAX 0879-43-5676
        izuishi*m31.sanuki.ne.jp(*を@に変更して下さい。スパム防止)
         http://www.caca-zan.com

先月頃からドライビンググローブのお問い合わせ・ご注文が増えてきております。
高速料金の割引も始まった事ですし、
ドライブに適した季節になってきたと言う事でしょうね。

さて、
地元香川のT様よりまたまたオーダー頂きました。

T様は直接ご来社。
素材となる皮革の種類・カラーなどをチョイスして頂き、
オリジナルのコンビカラーのドライビンググローブに仕立て上げました。

両方ともクラシカルな感じに仕上がったと思います。

素材・カラーとも、ロット等の関係であらゆる物は取り揃えれませんが、
その中で、オリジナルのグローブを創り上げる楽しみがありますね。
DSC_1466









DSC_1469