手袋職人ブログ

次の艤装はフィッティングだ〜

今までフィッティングなんて結構アバウトで蔑ろにしてきたが、F社のU氏は「フィッティングが大事」だと」

確かに前回、潮流に行った時、潮流に翻弄されながらもフィッティングがバッチリだったので沈することもなかった。(と思う)

と言うことで、オリジナルフィッティングパッドを製作。
ま、前回ハヤテ用に試作はしているので、それを元に少し手を加えてみた。
上っ面が太もものに引っかかるように当り、使用感はなかなかいい〜

このフィッティングパッドはオリジナル商品としてデリバリーしようと思っている。
が、商品化にはまだ少し手を加えなくてはならないな〜〜

とりあえず今回で艤装は終わりとしよう。
作りたいものもまだあるけど、それは使いながら作っていこうと思う。





フィッティング1

続いてはエンドキャップ。

漕いでいて先端部が岩などにヒットすることなんて、私の場合ほとんどないけど、
その人の使用状況とか、運搬時にヒットする可能性は大である。

そんな時のことを想定してエンドキャップを付けていれば安心できるよね。

このエンドキャップの素材は、クラレのアマーラと言う人工皮革です。

堅牢度に優れ、耐水性、耐久性もある。
だから、水濡れによる劣化は少なく、皮革よりズッート強い!
シーカヤックに使うには最高の素材である。

気になる方は、オーダーで作ります。
お気軽にご連絡ください。

エンドキャップ
使用素材:クラレ アマーラ1.7mm厚


エンドキャップ1エンドキャップ2

さっそく艇のかかるのだが、
このアイラの背アテパッドが縦に大きく、ロールの時に後ろにそる時、少し邪魔になるかもと思い、まずはこの背アテパッドから取り掛かりました。

私は以前からウインドサーフィンのパーツを作っているおかげで、この手も物は楽勝で作れるのら〜
Wサーフィンのパンツハーネスに比べれば、お茶の子さいさい

背のあたる面は、耐久性と肌触りを考えて3mmネオプレーンを使った。
修正した大きさもコーミングの高さに合ってバッチリである。
果たしてロールの時に成果が出るのか〜?!
背アテパッド1背アテパッド2

進水式前に、まずは自分用に艤装を施しました〜

釣りとかキャンプとか、それに至るまでのプロセスが楽しい\(~o~)/
結構、この作業もワクワクです。

まずは今後の作業を考えて、
アイラを乗せるために買ってきた折り畳み椅子を。

この手の椅子の座面はほとんどがナイロン生地を使っているので、艇を載せるとツルツルと滑る。
艇を洗ったりする時に落としては大変なので、この座面に滑りとめ加工を施す。

折りたたみ椅子

待ちに待った
アイラ2が来ました〜

色はandyおススメのケロヨンカラー
だいぶ色では迷ったのだけど、作ってるところの人間が言うのだから
思い切って決めました。

あまり見かけない色だけど、
バッチリです。
気に入りました〜
andyありがとう!!

アイラ1アイラ2

初めて潮流を体験してみて、今回足らなかったことは
漕ぎ出してすぐ感じたパドルであろうか?!

なんせ長すぎて回らない回せない、パドルが流れに食われる。
不意の挙動変化にも対応が遅れる。
おまけに艇も旋回性の落ちる船ときてる。

当初から「パドルは川用の短い奴でないと漕げないよ〜」とは聞いていたが、
如何せん、わたしゃツーリング用のなげ〜パドルしか持っていない!
また、それも物が良くないのでジョイント部がコキコキとなって余計に使い辛いのであった。ついでにシャフトの中に海水が溜まってチャポチャポと音がする。

コキコキチャポチャポ、コキコキチャポチャポ、コキチャポコキチャポ.....

と、今回はパドルのせいにしておこう(^^ゞ

PS:潮流遊びには、十分な装備とスキルが必要です。
また、漁船の往来も多いので単独行は控えましょう。

                                 おわり
潮流6

ゆるい流れの時、スクウォートで遊んでいたU氏が艇をハルシオンに交換して登場!
手足のごとくシーカヤックを操るU氏に皆驚愕。
あまりにも簡単にこなすので、「ひょっとして俺にも出来る?!」と錯覚するぐらいである。

潮流4潮流5